今回のスラムダンク考察は
タイトルにもしていますが
陵南高校の天才プレイヤー仙道彰
そして最強山王工業のスーパーエース沢北栄治
この2人を比較してみようと思います。
沢北栄治といえば
原作において2年生でありながら
日本一のプレイヤーと言われていました。
しかしスラムダンクには数々のスーパープレイヤーが登場し
スラムダンクファンにナンバーワンプレイヤーをたずねても
沢北栄治一択という結果にはなりません。
それどころか同じチームの
河田雅史やキャプテンの深津の方が
メンタル面を含めた
プレイヤーとしての評価は高いまであります。
またさらに
山王以外の高校では
海南大附属の帝王牧
名朋の怪物森重寛
完全な実力は未知数でしたが
大阪の豊玉を破った大栄学園の土屋敦もいます。
そしてこのラインナップに肩を並べれる存在として
今回とりあげる陵南の仙道彰の名前もあがります。
そう仙道は全国の舞台にこそ立てませんでしたが
スラムダンクのナンバーワンプレイヤーは?
という話をすれば必ず名前のあがる人物です。
しかしこの全国で戦っていないという部分で仙道は
過小評価されることもあれば
逆に過大評価されている部分もあると思います。
陵南高校2年生 天才仙道彰
そして最強山王工業のエース沢北栄治
どちらも学年は2年生です。
今回の考察では
改めてこの2人を並べて
能力を僕なりに考察して行きたいと思います。
過去の仙道と沢北
仙道の陵南と沢北の山王
原作ではもちろん戦ったことはありませんが
「仙道と沢北」
実はどうやら過去に戦った事がありそうです。
全国大会が始まる前
流川が陵南高校をたずね
仙道に1on1を挑みます。
その時流川が「全国にはおめーより上はいるのか」と尋ね
仙道がその流川の問いに答えたセリフが
「中学のとき一回やっただけだが
勝てなかったやつがいる」
「北沢」と…
このとき仙道はそのを「北沢」と口にしましたが
これがおそらく仙道の記憶違いで
この北沢とは山王の沢北の事とされています。
そう中学の時に仙道は沢北と一度試合しているようです。
そしてその時の戦いは
仙道が口にするだけあって完敗だったのではないでしょうか。
ただ内容的にはまったく書かれていないので
想像するしかありませんが
想像しうる限り
中学時代の沢北と仙道の対決は
ポジションも同じで
バリバリの1on1の対決だったんじゃないでしょうか。
そもそも仙道は陵南に入学後1年生のときも
自身で点を獲る、バリバリの点取り屋のスタイルだったようです。
それから2年生のまでの間に仙道は
パスに楽しみをおぼえ
周りを活かすスタイルにスタイルチェンジしており
そしてこのスタイルでの仙道が特に
原作内でもファンの間でも評価が非常に高く
このスタイルの仙道がまさにスラダン最強プレイヤーのひとりと
いわれるゆえんと思われます。
なので中学時代に敗れた仙道は
いわばひとつの覚醒前といっても良いでしょう
仙道と沢北・2人を計るひとつの物差し
「仙道と沢北」は
原作で直接試合はしていませんが
この2人と原作で真っ向勝負した男がいます。
そうです湘北の流川楓です。
仙道と沢北を比較するにあたって
まちがいなく重要人物です。
この2人とマッチアップしている
流川をひとつの物差しとして
考えてみようかと思います。
この2人はエースとしてチームを引っ張る存在でもあります。
まずはエースとして一番きになる個人技としての技量
1om1の技量を比較してみましょう。
1on1の技量・2人の個人技
ただ1on1といえばやはり沢北というイメージもありますが
仙道も流川と純粋な1on1で互角かそれ以上の戦いができます。
決勝リーグでは後半にスタミナを残していた流川とマッチアップするも
ターニングポイントでは自ら流川を抜き去ったりもしていました。
そして仙道と流川の1on1といえば
全国大会がはじまるまえに
公園で二人で暗くなるまでやりあってたことも有ります。
そう、ただただ1on1という能力なら
流川と仙道は互角とみて良いんじゃないでしょうか。
そしてその流川ですが全国大会・・
山王戦で「沢北栄治」に1on1で完封されました。
では仙道も同じ結果に・・・?
ここが流川や沢北と違う所ですが
仙道はそもそも1on1の技量にプライドもこだわりも
たいして持っていないように思えます。
なので試合となれば
したたかな仙道は沢北と対峙した場合
1on1は一つの攻撃パターンとしてしか使わないでしょう。
そしてそれはもしかしたら
流川とは違う結果をもたらすかもしれません。
ただしこれがバスケの試合ではなく
1on1の大会とかが舞台なら
あの流川が手も足も出ないという事は
間違いなく仙道よりも沢北の方が
純粋な1on1の技量は上でしょう
あと得点能力でもうひとつ
実は仙道も沢北も切り込むだけではなく
シュートエリアも広く持っています。
そしてお互い、原作内できっちり3Pシュート
を決めている描写もあります。
お互いどこからでも点が獲れるタイプと言えるでしょう。
2人のパスセンス
では得点能力以外
その他のスキルについてですが
仙道に分がありそうなのは
やはり周りを活かす事の出来る
パスセンスという能力でしょうか。
ただこのパスという選択肢は
原作で沢北にはありません。
しかしそれはパスしなくても得点できるという
ズバ抜けた得点能力があるからです。
仙道と沢北
実は担当する役割的なもので
結構違いがあります。
注目したいのは仙道のプレー
仙道はダンクやカッコいいパスのシーンも多く
派手なプレイヤーのイメージがありますが
実はパスだけではなく
植草とボール運びを担当したり
そしてインサイドでは魚住とリバウンドや
スクリーンアウトなど結構地味な仕事も参加し
キッチリこなしています。
あらためて見返すと
やっぱり陵南は仙道に仕事をさせすぎなのが良くわかります。
一方沢北は
あの「絶対王者山王工業」のなかでスーパーエースであり
点を獲ってくるという
ゆるぎない仕事が任されていますが
その他の事は
チーム内に各分野のスペシャリストが多く
完全に点取り屋に専念しています。
山王の場合
ボール運びゲームメイクは深津
リバウンドは野辺
インサイドの覇者河田雅史に
ディフェンスのスペシャリスト一之倉とそろっており
沢北は完全な点取り屋としてエースの仕事に専念できます。
チーム力の差などもありますが
色んな役割をこなし、まかなえるユーティリティープレイヤー仙道
スーパー点取り屋沢北という感じでしょうか。
2人のチームからの信頼度
ただ繰り返しますが
沢北の役目は「点をとってくる」
これ一本といってもいいかもしれんせんが
ホントにその能力が、圧倒的でズバ抜けています。
なんといっても一個上の
河田雅史とキャプテンの深津が信頼して
好きにやれ的な事をいっているくらいです。
この2人から信頼され
エースを任されるスコアラーは
間違いなく沢北が唯一だと思います。
しかしチームからの
信頼度という項目では
先程も触れましたが、仙道も信頼されすぎています。
色んなものを背負わされています。
このチームからの信頼度という面では
どちらも突出して信頼されており
互角と言えるんじゃないでしょうか。
お互いここ一番の場面では
必ず決めてくるタイプであり、ここ一番では
チームメイトもこの2人に任せています。
そうここまで
仙道と沢北
この2人の解説させてもらって
優劣をつけるのは非常に困難だという事がわかります。
しかし
どちらが現段階で実力が上か?
それを見極める為に
もう一つの物差しを発見しました。
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