スラムダンクの作中で「絶対王者の山王工業」
その中でも、2年生ながらスーパーエースの沢北栄治が、もし山王工業に入学せずに、他の高校に進学していたら?というのを考察していきます。
沢北栄治が山王以外に進学はありえた説
まずはこの沢北栄治が、山王工業以外に進学する可能性は、十分にあったという事を解説していきます。
山王工業は全寮制の可能性大
山王工業VS湘北との試合の序盤、湘北三井寿と山王一之倉がマッチアップしている際に、一之倉忍耐力について過去のエピソードで回想シーンの描写があります。
この時に、深津も河田も沢北も「合宿所」から逃げ出したことがある、と語られています。
これは恐らく、当時のスポーツ強豪校では多かった、全寮制の合宿所のことだと考えられます。
スカウトをうけた沢北栄治
バスケの名門、全寮制の山王工業のバスケ部は、他県から積極的に人材をスカウトしていたと思われ、他県でも目立っていた沢北栄治も、そのスカウト枠の中に入ったのでしょう。
沢北栄治の父親の沢北哲治こと「テツ」(以下テツ)が、湘北戦を観戦している際に「日本一の山王工業に誘われたのは、有難かった」と発言していることから、沢北栄治はスカウトをうけて、山王工業に入学しているのがわかります。
という事は、山王工業がある秋田県以外の出身の可能性もある事になります。
沢北栄治の出身中学を予想
そして恐らく沢北栄治は、秋田及び東北出身ではありません。
同じ山王工業の、河田雅史はかなり東北なまりがあるのに対して、沢北栄治もテツも一切なまっておらず、標準語を使っている事です。
では、いったいどこからスカウトされたのでしょうか。
- いくら全寮制とはいえ日本を縦断するほど遠くは考えにくい
- 先述したように沢北は標準語
- スラムダンクの舞台が神奈川であるため、神奈川県出身ではない
- 仙道が中学時に全国単位で勝てなかった選手に、沢北の名前をあげていたこと(仙道が東京出身のため、東京も除外)
- テツがバスケットコートつきの一軒家を建てたことから、地価の安めな郊外の可能性が高い
明確な事まではわかりませんが、可能性が高いのは、なまりが少なく山王(秋田県)までの距離を考えると、東京・神奈川以外の関東近郊ではないかと予想しています。
そして、この条件で最有力候補の、埼玉県か千葉県の郊外の中学が「沢北栄治の出身中学」ではないかと予想します。
沢北ほどの選手なら強豪校はほっとかない
それでは、沢北の出身中学が埼玉か千葉と仮定して、考えていきます。
だとすれば、スラムダンクの舞台でもある神奈川の強豪校から、スカウトの声がかかってもおかしくありません。
むしろ中学時代の仙道が負けを認めるほど、目立っていた選手です。
「仙道をスカウトした陵南」も「神奈川の王者海南」も、その「海南の双璧の強豪翔陽」さえも沢北栄治の事は、ほしいと思っていたに違いありません。
ではもしこの3校が、沢北栄治に声をかけていて、その交渉がまとまり、神奈川の高校に進学してい場合を考察していきます。
沢北栄治が海南大附属にスカウトされた場合
まずは沢北栄治が海南大附属からの、スカウトをうけたとして考えていきます。
牧2年生・沢北1年生
沢北が海南に入学した場合、一つ上の学年には、すでに全国区で名前が売れている、牧紳一が2年生にいます。
そしてこの年の海南大附属は、沢北が加入しなくても「全国ベスト4」まで勝ち上がっている実績があります。
しかしこの昨年のインターハイで海南大附属を倒した相手が、なんと山王工業です。
そしてこの年の山王工業はそのまま優勝して、日本一にまでなっています。
昨年のこの試合、沢北は1年生ながら、この時すでに山王工業のエースという存在でした。
しかしこの沢北は今回の考察で、海南に入学している設定です。
では山王から海南に沢北栄治が移ることで、歴史はかわるのでしょうか。
昨年の山王工業VS海南大附属
まず実際のこの試合は、どうだったかというと「83対113」と、最終的に30点差で山王工業が勝っています。
この描写から海南大附属が、かなり大敗しているイメージが強いかも知れません。
しかし、少し前の段階での点差を見ると、残り時間4:13秒の時点で「79対89」と海南は結構くらいついているんです。
正直残り4分で10点差は、勝負としてまだまだわかりません。
しかしこの後、残り4分強のあいだに、逆に10点差から30点差にまで突き放されており、海南大附属の心が折れるような展開になったと予想できます。
もしかしたら山王は、この終盤を勝負所と読み、伝家の宝刀「ゾーンプレス」を抜いたのではないでしょうか。
しかしだとすると、終盤までくらいついていた海南大附属に対して、勝負所と判断して伝家の宝刀ゾーンプレスを抜いた山王工業のあいだには、致命的といえるほどの地力の差は、なかったんじゃないかと考えます。
海南大附属の時代
結論は、沢北栄治が山王から海南に移ることで、勝敗は変わると考察。
そして山王工業を倒した海南は、そのまま「昨年の夏のインターハイ」を制すると思われます。
さらにここから、海南大附属の黄金時代に入ります。
2年生だった牧が3年生になり、沢北が2年生に、そして新たにシューターとして、2年生の神がスタメンに加わります。
PG 牧
SG 神
SF 沢北
PF 武藤
C 高砂
このラインナップは、この年の高校バスケを、無双できるチームになるはずです。
ということで、もし海南大附属に沢北栄治が入学していたら?
なんと海南大附属は、夏のインターハイを連覇するところまで飛躍すると考察します。
沢北栄治が陵南にスカウトされた場合
では次に沢北栄治が、陵南からのスカウトをうけたとして考えていきます。
この年、陵南に沢北が入学すると、なんと仙道と沢北が1年生として同時にチームに加わることになります。
それはそれで、物凄いチームで面白いですが、陵南が1年生だらけのチームになってしまうため、次の年、仙道と沢北が2年生になった年の考察をしてみようと思います。
沢北栄治・仙道彰2年生【夏】
この年のキャプテンはもちろん魚住君です。
そして基本的なラインナップは、こんな感じになると思われます。
PG 仙道
SG 植草or越野
SF 沢北
PF 福田or池上
C 魚住(控え菅平)
絶対的な点取り屋として、スモールフォワード(SF)に沢北をおくことで、仙道は完全な司令塔としてポイントガード(PG)に専念させることができます。
そしてその仙道をサポートする、セカンドガード(SG)という形で、植草と越野。
パワーフォワード(PF)には攻めたいときに福田、守りたいときに池上という形。
そしてセンター(C)にはキャプテンの魚住、その控えには原作同様、菅平くん。
この陵南は、めちゃくちゃ魅力的なうえに、相当強いのは間違いないです。
陵南は神奈川大会は敵なしか!?
そうですね、この陵南であれば原作では、僅差で敗れていた海南と湘北に負ける事はなく、神奈川予選を1位通過することは間違いないと思います。
では2位通過するのは、海南大附属なのかというと、そうではなく2位通過は湘北でしょう。
原作では、海南VS湘北の試合で、湘北の大黒柱赤木が、この試合中に捻挫し、1点差で海南が勝利を収めました。
この場合そのアクシデントがなく、湘北が海南を倒して2位の切符をてにいれます、そこは湘北はメインの高校なので多少の補正が働くと考えます。
とすると全国の舞台で、この陵南がどこまで勝ち進めるのか?というのが気になります。
全国トーナメントでの陵南高校
原作でのトーナメントを再現すれば、1位通過した陵南はこの位置になります。
いくら沢北栄治が入ったとはいえ、陵南が山王工業に勝てるでしょうか?
そう感じていましたが、このトーナメントではご存じの通り、山王工業は湘北相手に1回戦敗退することになります。
そしてその湘北も、次の3回戦で「愛和学院」に敗れてしまいます。
となるとこの陵南が、準決勝まで勝ち進んだ場合、相対するのはおそらく、愛知の愛和学院でしょう。
あとは陵南が、このトーナメントをそこまで勝ち進めるかという事になりますが
実はこの陵南は、過密な日程のトーナメントを戦うには、非常に適しているメンバー構成だと思います。
PG 仙道
SG 植草or越野
SF 沢北
PF 福田or池上
C 魚住(控え菅平)
PGの仙道を温存したいときは、植草と越野がガードをつとめ、沢北を休めたいときは、福田と池上、または仙道がフォワードにまわることもできます。
ガード、フォワード、センターとリザーブがバランスよくいる事。
そしてオールラウンダーの仙道に、オフェンスの福田、ディフェンスの池上といることで、相手や状況にあわせた戦い方がしやすいチームでもあります。
これはトーナメントにおいて、非常に有利と言えます。
そして原作でも、海南がこのブロックを制して、決勝まで勝ち進んだことから、陵南も同じく準決勝まで順当に勝ち進むと思われます。
陵南高校VS愛和学院
そして準決勝の相手が、愛和学院ということになります。
この愛和学院において、実際に判明している部分は少ないですが、やはりこのトーナメントで海南に敗れていることから、この沢北入りの陵南には勝てないでしょう。
最終的に倒せる可能性があるとしたら、決勝戦で反対ブロックから勝ち上がってきた、原作でこのトーナメントを制している、公表されていない「幻の優勝校」でしょう。
日本一の高校生の称号
ではこの「幻の優勝校」と陵南どちらが勝つのかというと、結果的に陵南が勝つと考察します。
その理由ですが、作中の流川の言葉がよぎりました。
「日本一の選手ってどんな選手だと思う…?きっとチームを日本一に導く選手だと思うんだよな」
そしてこの言葉の通り、日本一の選手「沢北栄治」がチームを日本一に導くと考察します。
もし例外があるとすれば、常識の通用しない相手が奇跡をおこした時でしょう。
沢北栄治が翔陽にスカウトされた場合
最後に翔陽高校に、スカウトされた場合を考えていきます。
その前に翔陽の監督不在問題を考える
しかしこの翔陽高校、原作では監督不在で、3年生の藤真健司が、監督を兼任しているという状況でした。
しかもこの監督不在は、どうやら一時的なものでは無い気がします。
なぜかというと現3年生、藤真の入学した年には同じ学年に、花形もいれば長谷川もいます。
これはこの頃は、翔陽がスカウトに関して積極的だったのだとおもいます。
しかし作中では、その一つ下の世代で明確になっているキャラクターは、ガードの伊藤のみです。
翔陽運営サイドの経営的な問題か⁉
これは運営サイドが、スカウトの動きをおこなっていない。
なんらかの理由で、人材確保にストップがかかっている、という事ではないでしょうか。
そして恐らく、この伊藤が入学した直後くらいから、監督が不在です。
これは客観的に考えると、私立の翔陽高校は、運営サイドで何らかの経営の変革が行われたと、考えるのが自然と思います。
以上の事を考慮すると、翔陽は沢北栄治の世代に、スカウトの動きはしてない可能性が高いと思います。
声がかかっていたとしても、状況的に父親のテツが了承しないでしょう。
という事で、沢北栄治の翔陽高校への進学の可能性は、ないと考察します。
まとめ
今回は原作スラムダンクの「NO.1プレイヤー沢北栄治」が、山王工業以外の高校から声がかかっていたら?という場合を考察してみましたが、さすが「日本一の高校生」
どこに進学しても、そのバスケ部を飛躍的に強いチームにすることができそうです。
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