2022年12月3日から公開され、興行収入も100億円を突破し大ヒットの、劇場版アニメ「THE FIRST SLAMDUNK」ですが
映画の中で、あるキャラクターが渡米したことで話題になりました。
その時に、実はこの「スラムダンク奨学金」という制度に応募し、支援を受けてアメリカに留学したのではないか?と言われています。
そこで今回は、この「スラムダンク奨学金」というのはどういうものか、解説していこうと思います。
スラムダンク奨学金とは?
スラムダンク奨学金は、『スラムダンク』の作者である井上雄彦氏の
「この作品をここまで愛してくれた読者とバスケットボールというスポーツに、何かの形で恩返しがしたい」
という志から始まりました。
高校を卒業後、大学あるいはプロを目指し
アメリカで競技を続ける意志と能力を持ちながら、
経済的その他の理由でその夢をかなえられない若い選手を支援することで
その目的を果たそうと設立されました。
そしてその奨学金の原資は、『スラムダンク』の印税の一部と、
有限会社アイティープランニング、株式会社 集英社の拠出金で成り立っています。
このスラムダンク奨学金では、奨学生をプレップスクールに派遣します。
プレップスクールとは
プレップスクールとは、大学準備や、より高度な教育のための私立の学校のこと。
全寮制の学校も多く、大学準備のための学校である日本の予備校や塾とは
概念、雰囲気などが異なります。
NCAA あるいはその上のプロとしてのプレーを目指す外国からの留学生も多く在籍しています。
選手は大学コーチなどがスカウティングに足を運ぶことの多い
プレップスクールで活躍することによって、米大学からの運動部奨学金のオファーを受ける
チャンスを与えられることになります。
「THE FIRST SLAMDUNK」での内容
おそらくですが、母子家庭の宮城リョータは、経済的に裕福な方ではないと予想されます。
そのため、母親に負担をかけたくない宮城リョータは、アメリカの大学やプロに行ったのではなく、奨学金の制度を使って、このプレップスクールに進学したと思われます。
応募資格
- バスケットボールに対する深い愛情と情熱を持ち、
アメリカのプレップスクールのレベルでの競技に対応できる能力を有する男子。 - 異文化体験への積極的興味を持ち、派遣先での生活に適応できる資質がある人。
- 日本の高等学校もしくは専修学校高等課程
(いずれも学校教育法の規定によるもの)を
2024年3月に卒業見込みの人、または主宰者が
同等の課程を修了したとみなすことができる人。 - 2005年4月2日以降に生まれた人。
- 保護者の同意、承諾を得ていること。
- 日本国籍を有する人。
- 新型コロナウイルスに対する事務局のガイドラインに同意いただける方
※2022年11月現在、セントトーマスモアスクールは生徒の受入をしておりますが、派遣先となるアメリカ合衆国入国に際して、ワクチン接種やPCR検査などが必須となる場合がございます。そのため、本年度は新型コロナウイルス感染症ワクチンの接種を必須要項といたします。
※ワクチンの種別や接種時期・回数やPCR検査などの条件は状況によって変動しております。最新の情報は渡米決定後に個別に確認させていただきます。
※医学的にワクチンの接種が不可能な方は、例外としてその旨を証明できる医師の診断書があれば、ご応募いただけます。医師の診断書は渡米時に必要となります。(23.1.27更新)
詳しい応募方法は、こちらのサイトから⇩「スラムダンク奨学金事務局」へ所定の出願フォームで応募することになっています。
まとめ
この「スラムダンク奨学金」という制度は、自分のバスケを、高校バスケで終わらせたくない…
そんな若者・向上心の強い青少年を支援したいと、スラムダンク作者の「井上雄彦氏」が出資によりできた制度です。
映画「THE FIRST SLAMDUNK」では、160cm台の身長の宮城リョータが、アメリカにチャレンジしてました。
漫画・映画を通して、色んな若者にチャンスはあるとメッセージを送ってくれています。
現在は2023/2月ですでに、第16回生まで選考されており、これまで何人もの選手が、この制度を利用しプロの舞台で活躍しています。
今後もさらに、スラムダンク奨学生が世界に羽ばたいて行くことでしょう。
スラムダンクの続編とともに期待したいと思います。
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