今回のスラムダンク考察のテーマですが、キャラクターの背番号にスポットを当ててみたいと思います。
そう聞くと、ちょっと地味なテーマに感じるかもしれません、しかしこの背番号には、かなり気になる事が隠されていました。
海南大附属高校の背番号一覧
まずは今回のテーマの海南大附属の背番号、④から⑮までの一覧をみてみましょう。
④牧紳一(3年生)
⑤高砂一馬(3年生)
⑥神宗一郎(2年生)
⑦不明
⑧小菅くん(正確な学年は不明)
⑨武藤正(3年生)
⑩清田信長(1年生)
⑪不明
⑫モブキャラ
⑬モブキャラ
⑭モブキャラ
⑮宮益義範(3年生)
と、こんな感じです。
⑦と⑪の背番号は確認できませんでしたが、⑫⑬⑭は消化試合などで確認する事ができました。
今回、気になるのは、この⑦という背番号をつけているキャラクターがまったく出てこないという所です。
海南は主人公の高校ではないので、全背番号が割り振られてなくても、おかしくはありませんが、背番号によっては強い意味のある番号もあります。
バスケットにおいては、キャプテンが④をつけ、副キャプテンが⑤をつけるのは一般的で、さらに⑦という背番号はポジション的にも、エースナンバーというイメージが少なからずあります。
ちなみにスラムダンクで⑦の背番号をつけているエースといえば、陵南の仙道彰です。
個人的にも⑦が非常に似合うキャラクターだと思っています。
また、違う漫画にはなりますが、DEARBOYSの哀川くんが⑦の背番号をつけていて、バスケのエースナンバーは⑦というイメージを強くしたキャラクターだと思っています。
「DEARBOYS」『月刊少年マガジン』において、1989年から2020年現在まで連載されているバスケットボール漫画。作者は八神ひろき。
もちろんこの背番号の振り分けは、高校によって様々ですが、基本的にどの高校も以下の3パターンで振り分けられています。
- 年功序列で配布
- 実力順に配布
- ポジション順ガード➤フォワード➤センター
海南の背番号を見る限り、2年生の神宗一郎が、3年生でレギュラーの武藤君より、若い番号をもらっていることから、海南の高頭監督は❶の年功序列より❷の実力順に近い考え方で、選手にユニフォームを配布しているのがわかります。
ちなみに❶の年功序列タイプで、ユニフォームを配布していると思われる高校が、次の高校です。
山王工業の背番号一覧
この山王は恐らく年功序列を重視してユニフォームを配布していると思われます。
④深津一成(3年生)
⑤野辺将広(3年生)
⑥松本稔(3年生)
⑦河田雅史(3年生)
⑧一之倉聡(3年生)
⑨沢北栄治(2年生)
ポイントは、このチームのスーパーエース沢北より、普段ベンチである一之倉が、沢北より若いゼッケンをつけている事です。
また、フォワードの沢北が⑦ではなく、センターの河田雅史が⑦をつけているという所からも、ポジションでゼッケンを決めている訳ではない、という事がうかがえます。
最後にもう1校、主人公の湘北高校を見ていきましょう。
湘北高校の背番号一覧
湘北は基本的に年功序列をベースにしていますが、少しだけ特徴的です。
④赤木(3年生)
⑤木暮(3年生)
⑥安田(2年生)
⑦宮城リョータ(2年生)
⑧潮崎(2年生)
⑨角田(2年生)
⑩桜木(1年生)
⑪流川(1年生)
⑫石井(1年生)
⑬佐々岡(1年生)
⑭三井寿(3年生)
⑮桑田(1年生)
湘北も3年生コンビの、キャプテンの赤木が④をつけ、副キャプテンの木暮が⑤つけており、その後に2年生4人が⑥⑦⑧⑨と続きます。
この時、時期キャプテンでスタメンもあり、2年生筆頭の宮城リョータが⑥ではなく⑦の背番号を渡されていることから、安西先生も少なからず、⑦の背番号に意識があると思われる。
そして、ここから海南大附属の⑦の背番号について話をもどしてみようと思います。
海南の⑦背番号のユニフォームを持っていた人物は?
スラムダンクにおいて、海南は主人公チームでないにも関わらず、「湘北vs海南」「陵南vs海南」と2試合も密着して描かれており、さらに武里戦や全国大会での馬宮西戦での描写も数枚あります。
これだけ描写のある海南に、⑦という注目度の高い背番号の選手が一切うつっていないというのは、完全に意図的だと思います。
その意図として考えやすいのは、連載が続いていた場合、湘北のライバルの海南を簡単にレベルアップする方法として、余力を残していたのではないでしょうか。
そして気になるのは、その⑦の背番号の人物が描かれる予定だったとして、いったいどんな人物だったでしょうか?
その人物像を考察してみたいと思います。
それでは、もう一度海南の主なメンバーの背番号を確認します。
④牧紳一(3年生)
⑤高砂一馬(3年生)
⑥神宗一郎(2年生)
⑦不明
⑧小菅くん(正確な学年は不明)
⑨武藤正(3年生)
ポイントになるのは先述しましたが、スタメンで3年生の武藤君より、2年生の神の方が若い番号をつけていることです。
この⑦のユニフォームを持っているキャラクターは、ズバリ2年生ではないでしょうか。
海南は牧の世代が卒業すると、次は神たちの世代になりますが、神宗一郎はスラムダンクでもトップクラスに優れたプレイヤーですが、キャプテンタイプか?と言われると、正直違うような気がします。
そしてポジションですが、海南はあれだけ強い強豪校なのに、インサイドに関しては、ちょっと力不足なイメージです。
特にPFのスタメンポジションにいる武藤君は、海南でもかなり地味で集合写真でも外されがちです。
PFといえば、主人公桜木花道のポジションなのに?相対するのが武藤君か・・・と実は、疑問に思っていました。
もしかして、夏のインターハイ予選の段階での桜木花道とは、対戦させるのは早すぎる為、この海南戦では⑦のキャラクターは、まだ封印していたのではないでしょうか。
理由は夏の予選直前に病気・怪我など、色々考えられると思います。
そしてこれが海南大附属の⑦番を予想した人物像です。
⑦の背番号の人物像
❶2年生で時期キャプテン
❷ポジションはパワーフォワード(PF)
❸性格はカリスマタイプ
❹病気・怪我で夏の予選欠場
まとめ。
もちろん完全な妄想考察です。
そして井上先生しかわからない事ですが、もしスラムダンクが完結せずに続いていたならば、海南大附属には⑦のユニフォームを着た強キャラクターが、描かれていたのではないかと思っています。
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